▼厚労省がルールを見直し
介護保険が利用できる車イスやベッドなど福祉用具のレンタルが、
この10月から全体的にみて値下げとなりそうです。
これは、「同じ用具なのに高額な価格請求をする業者がある」と
いった利用者からの批判を踏まえて、厚生労働省がルールを
見直したことによります。
▼商品ごとの平均価格の公表と上限額の設定
すでに4月から、業者が派遣する福祉用具専門相談員は、
利用者に対して機能や価格帯の異なる複数の商品を提示することが
義務化されています。
さらに厚生労働省は、商品ごとに貸与価格の全国平均価格を算出し、
福祉用具専門相談員に対して商品説明の際にこれを提示する
ことを義務付けました。
この全国平均価格の公表が10月から行われるのです。
そしてもう1つ、商品ごとに貸与価格の上限額を設定し、
10月からこれを超える額での貸与は認めないことにしたのです。
▼レンタル料金の値下げとなるか
介護保険の給付費を抑制するための施策の1つといえますが、
これにより業者によってはレンタル価格が見直され、
全体としてみれば値下げとなることが見込まれています。
詳しくはこちら 〉〉〉
平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について
(P153 16.福祉用具貸与)
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000192302.pdf