パソコンやスマホのビデオチャット機能を使って医師の診察を受ける「オンライン診療」が、今年4月1日から健康保険の適用範囲になりました。
オンライン診療は2015年から認められていましたが、保険適用は今回が初めてです。
自宅でも勤務先でもインターネットがつながれば受信でき、診療料はクレジットカード払いなのでかなり便利です。
診療所に行く時間がないとか、自宅から出ることもできないようなときに助かる、と思った方もいるかもしれません。
しかし、利用には以下のような条件が付き、誰でもがそのメリットを受けられるわけではありません。
まず、オンライン診療は対面診療を補完するものという位置づけなので、初診から6カ月間同じ医師の対面診療を受けたうえでなければ利用できません。
診療の対象となる疾患も決まっていて、糖尿病などの生活習慣病や指定の難病、認知症などです。きょう昨日かかった風邪や腹痛の診療で利用することはできないのです。
もともとオンライン診療は、高齢者の健康寿命を延ばすという観点から、生活習慣病などの重症化を効率的に予防する取り組みの一環として認められたものなのです。
オンライン診療の保険適用は、長年の治療を必要とする病気を抱える高齢者にとっては、大きなメリットを提供する可能性があると言えそうです。
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https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/health/dai4/siryou1.pdf